1921年、グッチオ・グッチが高級皮革製品の店をフィレンツェに創業したのは1921年のことですが、以来グッチは世界各地の主要都市で展開する高級革製品ブランドとしてその名を馳せており、日本でも東京の銀座店はグッチジャパンにおいても欠かせない存在となっています。
グッチ銀座店は中央通りと晴海通りの交差点付近の、その他の高級ブランドも多く足り並ぶまさに一等地にあります。
以前は銀座松坂屋の1階と2階にもありましたが、現在はここに集中している格好になっています。
ここは主力店舗ということもあり、もちろん大変豪華なつくりとなっていますが、グッチのアイテムに関することなら、まず何でも揃うということで、特に冬の繁忙期は大変な人出で賑わっています。
何しろ地上8階、地下1階のビルそのものがグッチ銀座ビルとなっていて、敷地面積が437㎡、延べ床面積も3288㎡という大きさです。
ビルの表のファサードデザインは、ジェイムス・カーペンター氏という光の彫刻家として知られるデザイナーの手により、華やかな銀座の中でもひときわハイセンスが光っています。
グッチ銀座ビルの構成は、地下1階から地上3階が店舗、4階が「グッチ・カフェ」、5階に事務所スペース、6階がカスタマーサービスとギャラリーとなっており、更に7階にイベントスペースもあります。
この銀座店ですが、人気の秘密は4階のグッチ・カフェにもあります。
グッチ・カフェとはその名の通りカフェなのですが、この銀座店の中に設置された日本では唯一のグッチのカフェなのです。
銀ブラを楽しんでいる時にも最適なこのカフェは銀座店の4階全てを使っており、エレベーターを降りたところから素敵な装飾が施されているのがさすがという感じで、銀座に来る女性たちには既に人気スポットとなっているようです。
カフェの店内はとても天井が高くゆったり広い空間で、ここは銀座の一等地なのに席のピッチも広く、本当にくつろげます。インテリアはシンプルなのですがセンスが良く素敵です。
メニューもそれに伴って高級感たっぷりの値段のものがずらりと並んでいますが、雰囲気代だと考えれば納得いくはずです。
本格エスプレッソコーヒーなどだけではなく、軽食やデザートもあり、特にデザートは非常に凝ったものが取り揃えてあります。
グッチはイタリアブランドですから、「ナポリ風ババ・フルーツローストを添えて」などはそんなムード満点のデザートだといえます。
ババはサバランの事で、もともとフランスの有名な洋菓子ですが、これをイタリア・ナポリ風に仕立てているのがミソです。
このサバランはとっても洋酒が効いていておとな専用の味付けです。
こんなおしゃれなカフェもある銀座店ではイベントも行われており、ファンにはたまらない楽しい休日を過ごせるのではないでしょうか。