フェラガモ ブーツ

フェラガモは誰もが知っているイタリア初のシューズを起点とした高級ブランドですが、当然のことながら秋冬はブーツについても女性にとって憧れのアイテムとなっています。

フェラガモのシューズやブーツは、デザイン性もさることながら、その品質の高さについても評価が非常に高いのですが、何しろフェラガモの制作の基本原則は、足の機能を解剖学的にまで及んで丹念に分析し、その上でファッション性からみても完璧に仕上げていくということで、妥協の無いその哲学がファンを魅了しているともいえます。

フェラガモの作るシューズやブーツは、1つの寸法(長さに)対して何と6種類の幅が準備され、合計40種ものサイズがあり、更にはそれが仕上がるまでに全部で134工程も要するということです。

制作に携わるのはもちろん熟練した職人によるもので、しかも手作業で行われるので、完成までに半月近くもかかるといわれています。

さすがはフェラガモだと感心しますが、これだけの手間と長年にわたって蓄積されたノウハウがあるわけで、そこに厳選された高級皮革素材も加わって、素晴らしい製品が出来ない訳がありません。

そんなフェラガモのブーツですが、けっして伝統だけに頼ったオーセンティックなデザインに限定されているのではなく、例えば、ヨウジヤマモトとのコラボレーションによる斬新なデザインのブーツなどは、フェラガモの新しい一面を見せた意欲作として注目を浴びています。

ヨウジヤマモト(山本耀司)といえばワイズの設立者であり、日本の代表的なファッションデザイナーとしてあまりにも有名です。

そんなヨウジヤマモトとのコラボのデザインはボクサーブーツ・リマと呼ばれる世界限定100足のレディスアイテムで、販売はフェラガモショップではなく、世界中のヨウジヤマモト旗艦店のうち、パリ・カンボン店、パリ・アントワープ店、ロンドン店、ニューヨーク・ガンズヴォールト店、東京・青山店の5店舗で2009年8月から発売されました。

ここではヨウジヤマモトによるサルバトーレ・フェラガモのアーカイブが再解釈され、濃いパープルピンクのレザー素材をテープ状にカットして、パープルブラウンの生地にステンドグラスやパネルのように縫いつけるという、ラビリンスなモティーフを施してあり、その複雑な工程にはデザインに対する妥協は一切感じられません。

こうして完成した深味に主張のある2つのカラーが大胆かつエレガンスを演出し、それこそ圧倒的な個性を主張しています。

フェラガモでは他にも、ソリッドで未来的なデザインや、斬新なショートブーツ、バックスキン素材のややカジュアルなタイプなど多くのブーツを取り揃えており、秋冬もシューズ類では他を抜きんでた存在です。