コムサデモード 浴衣

コムサデモードは一世を風靡した人気ブランドで、貴方も一度は商品を買ったことがあるかもしれませんが、一般的なアパレルに加えて浴衣などの和服をヒットさせたことでも有名です。

コムサデモードを展開させているのは株式会社ファイブフォックスで、日本にDCブランドのブームがやってくる少し前となる1976年に創業した会社です。

コムサデモードはこのDCブームにもうまく乗って、その規模を拡大させましたが、1990年頃からのモード全盛期に移っても、独自の直営店戦略が的中して、更に躍進を続けたことでも有名で、以後のSPA展開のさきがけ的な存在でもあります。

コムサデモードといえば「黒」を連想する人が多いと思いますが、それ位モノトーンのアイテム展開が当初から多く、西洋と日本的美意識との融合というテーマが、コムサデモードでは一貫してベースに流れています。

カラーにはこうした強い統一感がありますが、アイテムのバラエティーは実に豊富で、スタート時のレディスから始まって、メンズのコムサデモード・メン、子供服のコムサデモード・フィユ、レディスの別バージョンであるコムサ・ボーイズなどが展開され、最近での主力はコムサイズムという価格ラインをお値頃にしたブランドとなっています。

これは、ユニクロなどに代表される価格破壊や商圏の郊外化によるショッピングセンターの台頭に対して、百貨店の集客力低下現象が起こっている環境をいち早く対応させたブランドで、ファミリーユースの心を見事にとらえたボリューム化を実現しています。

こうしたコムサデモードの店舗で和風のディスプレイをよく見かけるのも、このブランドの特徴となっていて、夏季の浴衣も、初めは「おやっ」と思った人もいたようですが、今ではすっかり定着した人気アイテムとなっています。

レディスの浴衣でイメージの中心となっているのは、やはり黒系を基調としたデザインのもので、古典菊の柄のものなどは、モチーフは伝統的で厳格さも感じさせますが、全体の柄のあしらい方は斬新で、さすがはモード系のコムサデモードがわざわざ展開しているのだという理由が納得できます。

そうなるとメンズ浴衣も同様に揃えたくなるものですが、黒地に縞絣などのタイプがしっかり展開されています。

レディースは綿100%素材が多いようですが、メンズでは柄出しと風合いの関係で麻混素材となっています。

ちなみにベビーサイズや子供サイズの浴衣まで展開されており、最近のファミリーブランドとしてのコムサデモードの狙いが、こんなところにも生かされているのには感心させられます。