本 ハローキティ

ハローキティが登場する本は、他のグッズ同様数多く出版されています。

多くは子供用の教育本であり、おりがみや交通ルール、食べ物といった日常生活を幼い子供に読み聞かせる絵本形式となっています。

こういった本を見ていると多くの人が子供の頃を思い出すのではないでしょうか。

女の子であれば、きっと誰しも同じく通ったサンリオの洗礼は、今でも記憶に残っていると思います。

思えばハローキティは、日常の様々なところにありました。

鉛筆などの文具や、ハンカチ、お弁当箱、お皿など、全てをここで述べることは不可能なほどです。

しかし、さらに驚くべきところは、本という分野に限定しても、ハローキティは実に様々な形で登場するのです。

子供向けの本だけに留まらず、育児日記やマナーブックもあるし、ハローキティ専用のアクセサリーコレクションを収めた雑誌もあれば、果ては辞書にまで登場します。

その中でも今回おすすめするのは、「巨額を稼ぎ出すハローキティの生態」という本です。

著者のひとりであるベルソン・ケンは、コロンビア大学大学院ジャーナリズム学科にて修士号、ポーランドのリード大学からは歴史学学士を取得し、2004年の春まで東京で働いていたニューヨークタイムズの記者です。

もうひとりの著者であるブレムナー・ブライアンは、現在東京世田谷に在住しています。

マーケット大学でジャーナリズムの学士、マイアミ大学で国際関係論修士号を取得し、過去3度に渡りオーバーシーズ・プレス・クラブを受賞するビジネスウィークの東京支局長です。

「税関を抜けると、そこは二足歩行する白猫の根城だった」という紹介文の通り、この本はビジネス誌での申し分ないキャリアを持つ2人のジャーナリストが、日本で巻き起こっているハローキティ旋風を外国人の視点で分析するものです。

今や日本女性のみならず、世界中の若い女性から圧倒的な支持を得ているハローキティの人気の秘密を、日本の可愛いというセンスが生み出す独特の大衆文化を交えて論じています。

ハローキティの誕生から、PR方法、商戦を細かに観察し、いかにこの二足歩行の白い猫が大金を稼ぎ出すのかをビジネス面と文化面から検証します。

ハローキティがいかに巨額のお金を稼ぎ出すかは、このような書籍が出版されること自体がその証明と言えるでしょう。

文体はそれほど難しくないので、時間を忘れて没頭して読んでしまうかもしれません。

内容は少し前のものですが意外に面白く、考えさせられるところが多々あります。

面白半分に読み流すだけでも十分楽しめます。

中古のものも安く売られているようなので、気になる方は入手してみて下さい。