フォーエバー21(FOREVER 21) 採用

米国から登場したチェーン展開のファストファッションストアーであるフォーエバー21は、その歴史はまだ浅いのですが、フォーエバー21が採用する独特のOEM型システムによって、約2000社ともいわれるアパレルメーカーから続々と企画商品が生み出される作戦は、ズバリ消費者の心を掴みました。

結果、ご当地アメリカでは着実に店舗を増やしていき、2009年4月には待望の日本でも原宿に1号店が出店されました。

ファッションの最激戦区でもある原宿でも、低価格で短サイクルというフォーエバー21の採用したOEM型システムは好評で、ライバルであるH&Mと共に早くも原宿の新しい顔になろうとしています。

こうしてフォーエバー21はこの原宿で日本初出店を成功させたわけですが、以後も新宿、渋谷、銀座などへ出店する計画だというリリースが出ています。

とにかく快進撃が続きそうな勢いなのですが、ではフォーエバー21の採用するOEM方式と日本のユニクロやスウェーデンのH&Mが採用するSPA方式とは何が違うのでしょうか。

消費者側から見れば、店舗のつくりや商品の展開方法などに差があるようには思えないかもしれませんが、ひとつはっきりしている事は、フォーエバー21の品揃えは非常に豊富で、そのサイクルも短いということです。

今まで日本を席巻してきたのはユニクロを代表とするSPAです。

SPAとは「Speciality store retailer of Private label Apparel」の略で、製造直販型小売業という意味で、衣料品の企画、開発、製造、流通、販売まで一貫して行う方法です。家具インテリア専門店のニトリなども別業種ですがこの方法で業績を伸ばしています。

SPA企業は卸などの中間流通にマージンを奪われないため、その分もうかる仕組みであるのが特徴ですが、これは、アメリカで商品の寿命が短くて販売予測が立てにくいという状況に対応するために考案されたとなっています。

それに対してOEMは「Original Equipment Manufacturer」の略ですが、相手先ブランドで販売される製品を製造することの意味で、OEMメーカーから製品の供給を受けた企業は、自社ブランドとしてその製品を販売することに徹する方法なのです。

OEMはもちろん新しい方法ではなく、よく日本の自動車メーカーでも行われている方法ですが、フォーエバー21は、米国で中国やインドネシアなどに生産キャパを奪われて困窮するメーカーと手を組んだ点が特徴なのです。

米国のアパレルメーカーは企画力も十分あり、生産設計ももちろんあります。

そんな彼らの力を最大限に活用する方法がフォーエバー21の採用したOEM方式というわけです。

従って生産国表示もメイド・イン・USAとなっています。

何しろ2000社が競って企画生産するのですから短サイクルも苦ではなく、常にバラエティー豊かな品揃えが可能となっています。

日本でも今後、出店が続きそうですから、今度はこちらが有望企業への就職先として募集採用条件などが気になる番かもしれませんね。